顎の痛み、口の開けづらさ、朝起きた時の顎のだるさ、歯ぎしりや食いしばり。
このような症状があると、歯科でマウスピースを作る方も多いと思います。
もちろんマウスピースは、歯を守るという意味ではとても大切です。
寝ている間の歯ぎしりや食いしばりによって、歯がすり減ったり、欠けたり、詰め物に負担がかかったりするのを防ぐ役割があります。
しかし、マウスピースを使っていても、
「顎の痛みがなかなか取れない」
「朝起きると顎や首が疲れている」
「食いしばり自体は変わっていない気がする」
「肩こりや頭痛も一緒にある」
という方も少なくありません。
その理由は、マウスピースはあくまで歯や顎への負担を軽くするものであり、歯ぎしりや食いしばりを起こしている身体の緊張や自律神経の乱れまでは整えにくいからです。
顎だけが原因とは限りません
顎関節症や食いしばりというと、顎だけの問題だと思われがちです。
しかし実際には、首・肩・背中の緊張が強い方に多く見られます。
特に首の筋肉が硬くなると、顎を動かす筋肉にも負担がかかりやすくなります。
また、姿勢が崩れて頭が前に出ると、顎の位置にも影響が出やすくなります。
スマホやパソコン作業が多い方、猫背気味の方、肩こりが慢性化している方は、顎にも負担がかかりやすい状態になっていることがあります。
つまり、顎の不調は顎だけを見るのではなく、首・背中・姿勢・全身の緊張も一緒に見ていくことが大切です。
食いしばりは「緊張グセ」の一つです
食いしばりは、無意識に起こることが多いです。
仕事中、家事の最中、集中している時、ストレスを感じている時などに、知らないうちに奥歯を噛みしめている方も多いです。
本来、上下の歯は常に接触しているものではありません。
リラックスしている時は、上下の歯の間に少しすき間があるのが自然です。
しかし、身体や神経が緊張しやすい状態になると、無意識に歯を噛みしめやすくなります。
この状態が続くと、顎の筋肉が疲労し、顎関節に負担がかかり、痛みや開口制限につながることがあります。
自律神経の乱れも関係します
歯ぎしりや食いしばりが強い方は、身体が常に緊張モードになっていることがあります。
自律神経でいうと、交感神経が優位になりやすい状態です。
交感神経が高ぶると、筋肉は硬くなりやすく、呼吸も浅くなりやすくなります。
その結果、首・肩・背中・顎まわりの緊張が抜けにくくなります。
特に、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりは、自分の意思で止めることが難しいものです。
そのため、マウスピースで歯を守るだけでなく、日中から身体の緊張を抜き、自律神経を整えやすい状態にしていくことが重要です。
マウスピースは「守るもの」、身体の施術は「整えるもの」
マウスピースは、歯や顎関節へのダメージを減らすために有効です。
ただし、食いしばる原因そのものが、首のこわばり、姿勢の崩れ、ストレス、自律神経の乱れ、身体全体の緊張にある場合、マウスピースだけでは十分に改善しないことがあります。
例えるなら、マウスピースは歯を守るヘルメットのようなものです。
ヘルメットは大切ですが、転びやすい身体のバランスや動き方が変わらなければ、また同じ負担がかかってしまいます。
だからこそ、顎関節症・歯ぎしり・食いしばりでは、顎だけでなく全身を見ていくことが大切です。
当院で大切にしていること
当院では、顎の状態だけでなく、首・肩・背中・骨盤・姿勢・呼吸の状態なども確認しながら施術を行います。
顎まわりの筋肉だけをゆるめるのではなく、顎に負担がかかりやすくなっている身体全体の状態を整えていきます。
特に、首や背中のこわばりが強い方、自律神経の乱れがある方、慢性的な肩こりや頭痛を伴う方は、顎以外の部分に原因が隠れていることもあります。
「マウスピースを使っているのに良くならない」
「顎の痛みを何度も繰り返している」
「朝起きると顎や首が疲れている」
このような方は、顎だけでなく身体全体の緊張を見直してみることをおすすめします。
まとめ
顎関節症・歯ぎしり・食いしばりは、マウスピースだけで改善する場合もありますが、原因が身体の緊張や自律神経の乱れにある場合は、それだけでは不十分なことがあります。
マウスピースで歯を守りながら、首・肩・背中・姿勢・自律神経の状態を整えていくことで、顎への負担を減らしやすくなります。
仙台市若林区・荒井駅近くで、顎関節症、歯ぎしり、食いしばりでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。







